イクメンの必須アイテム!? “父子手帳”って何だ?

イクメン 本当に子育て楽しんでますか?

先月、新潟県新発田市役所の一室に子育てに関心を持つ男性などが集まり、ある会議が行われていた。
会議のテーマは「父子手帳」検討会議。
この会議を取り仕切るのは新潟県内で父親の子育て参加を推進する団体「ファザーリング・ジャパン にいがた」代表の大堀正幸さん
この日の会議では8月8日「パパの日」に合わせて新発田市が配布する予定の“父子手帳”の関しての意見交換が活発に行われていた。

今回の「父子手帳」発行のきっかけについて新発田市の健康推進課 阿部博子課長はこう語る。
健康診断や予防接種など国が子どもの健康を保障するために配布する「母子手帳」は制度として定着している。ただ、母体や胎児の記録が入っているので「母子健康手帳」という名前なので、お母さんのモノという印象が強くなってしまっている。そこが起点となり、なんとなく子育てはお母さんの仕事でお父さんはお手伝い・・・という印象になってしまった部分がある。まずは、父親が育児に積極的に参加できるきっかけとして「父子手帳」の作成に着手しました。
では、いったい父子手帳はどのようなものなのだろうか?大堀代表は、「父子手帳」発行に向けての意気込みをこう話す。
女性は妊娠するとお腹が大きくなってくるので母親として成長できる。しかし、男性には、そういったこともなく、なんとなく父親になってしまうので
なるべく早い時期に父親として目覚めるきっかけになればと思います。

子育てのに関するアドバイスや成長記録など、男性の育児参加を応援する「虎の巻」的な冊子を目指す「父子手帳」
この日の会議では、子育て中の現役ママさんも参加。「交換日記とまではいかなくても、奥さんと旦那さんでやり取りできる項目があるとよい・・・」などのママさん目線で父子手帳にアドバイスをしていた。

イクメンも子育てに悩む時代

ファザーリング・ジャパン にいがたのメンバー 小平勝志さん(40)
土日は奥さんが働いているため、週末は子どもと3人で過ごす日々だ。そんな小平さんにも、子育てに関して悩みもあるという…

子育てをしていると、自分の時間が持てなかったり、子どもとだけ時間を過ごしていると、気がめいるというか、一人の世界に入り込みたくなるときもある…。
核家族化や共稼ぎ世帯の増加により男性が子育てに関わる時間は増えてきている。それに伴い、小平さんのように、子育てに悩みを抱える男性も増加してきている。小平さんがファザーリング・ジャパン にいがたに参加したきっかけは、このような悩みを共有する男性を求めてのことだった。
同じ子育て世代のお父さんの話を聞くと、何して遊んでるの?とか、どこの公園がいい?など、そういう情報が手に入ると気が楽になりました。

一方で、小平さんは、大変だった子育てもいつの間にか楽しい思い出になっているとも話す。
長女は、ある程度大きくなったが、今思えば、生まれたばっかりの赤ちゃんの時は泣いてばっかりだっただったのが、だんだん「あ~」とか「う~」とかいうようになって成長していく。そんな子どもの成長を、初めての人でも“父子手帳”を見ることで自分の子どもは次どうなるのかな?と楽しみにしてほしいですね…

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