パクチー商品の効能審査 認証制度開始へ

三島市に拠点を置く一般社団法人パクチーアカデミー協会(理事長・渡辺泰雄横浜薬科大特任教授)は、健康増進や美容の効果があるとされるパクチーの認証制度を年内にもスタートさせる。パクチー風味の食品や調味料に使われているパクチーの抽出物(エキス)を分析し、健康増進に役立つ成分や農薬の安全性が確認できたエキスに認証を与える。パクチーは生産量の全国的統計はないが、静岡県は全国有数の生産地に挙がる。サプリメントや調味料などの関連商品が増えているが、中にはパクチーの香りだけが使われたり、健康増進効能物質が確認できなかったりする商品もあるという。

ウコンや緑茶などを使った機能性食品の研究開発も手掛けてきた渡辺理事長は「パクチーの認証制度はこれまでなかった。安全・安心なパクチーを協会として認めていきたい」と話す。将来的にはエキスだけでなく農産物としてのパクチーも認証していくという。

同協会がこのほど都内で開いた第2回学術会議では、県立大大学院の武田厚司教授がパクチーに腎臓の老化を抑える効能があるとする研究成果を発表し、加齢臭を抑える効果にも触れた。

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